8月30日15時30分に、トウカイテイオーが急性心不全のため、
25歳で生涯を終えました。
彼を初めて生で見たのは、皐月賞の時。
「ルドルフの仔にしては、繊細な造りだなぁ」
というのが第一印象でした。
実際、彼の競走馬時代は、何度も骨折に見舞われました。
ダービーを勝った後、春の天皇賞5着敗退後、
最初の有馬記念で11着に惨敗した後…
翌年の有馬記念でレースに戻ってきた彼。
「1年も休んでいるんだし、どうなんだろう?」
と半信半疑で、レースを見ていました。
最後の直線で、ビワハヤヒデが抜け出したと思ったら、
外から彼が猛然と脚を伸ばしてきました。
その時の写真です(現場で自分が撮ったものです)。
(画像をクリックすると、1024×768で表示します)
ゴール前にいなかったので、これが精一杯でしたが、
ビワハヤヒデを猛追している姿が、撮れていると思います。
(当時の仲間内に好評で、けっこう焼き増し依頼がありました)
ひっそりと彼の単勝馬券を忍ばせていましたが、
馬券の本線は他馬を買っていて、そちらは外れましたが、
馬券を抜きにして嬉しかったです(号泣していました(笑))。
その後も現役続行を予定していましたが、4度目の骨折で引退。
(東京競馬場での引退式も行きましたが、写真が見つからず…)
彼の競走生活は、ケガとの闘いでした。
種牡馬になってから、3頭のG1ホースを輩出しましたが、
残念ながら彼の後継種牡馬はいません。
現在はバイアリータークの血筋が、殆ど絶えてしまっていて、
寂しい限りなのですが、これも時代の流れなのだろうと思います。
父シンボリルドルフがきっかけで、競馬に興味を持つようになったので、
思い出に残っている1頭。彼の冥福をお祈りします。
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